ガソリン価格高騰

政策について

原油価格の高騰に加えて、国のガソリン価格激変緩和対策が段階的に引き下げられている「ダブルパンチ」で、ガソリンの店頭価格は何と「レギュラーガソリンが180円以上」、「ハイオクは200円間近」と信じられない状況です。

燃料価格の高騰は物価高騰に直結します。各商品の生産コスト、包装紙、輸送費など、すべてに関わる為、物価高騰が波状的に繰り返される悪循環を生むのです。さらに、我が国の九割以上を占める中小企業では価格転嫁が行えないために上がり始めていた働く者の賃金を抑えてしまいかねません。

本日、岸田首相は国のガソリン補助金延長「検討」の指示を出しました。しかし、その方法は今まで通りの「石油元売り業者等への補助」です。もう、いい加減にしてもらいたいです。石油元売り業者は国の補助金をしこたま貯め込んで好決算続出。しかも、彼等の「火事場泥棒的な」所業はこれが初めてではありません。東日本大震災の時も東北地方の被災地のガソリンや重油不足をいい事に「売り惜しみ」で価格高騰を作り、利益を優先させました。「重油の売り惜しみ」は病院患者の命、生死に直結したのです。

この緊急事態に、なぜ、小売事業者等への補助に切り替えないのか。私には理解できません。

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