菅直人さん、そして、菅伸子さん、桐花大綬章受章おめでとうございます。
菅さんの受章の言葉を見てもお分かりの通り、菅さんは心底「市民政治家」なのだと思います。一人の市民政治家が3回の落選後、44年間連続当選し、厚生大臣として薬害エイズ問題を明らかにし、内閣総理大臣として東日本大震災や福島第一原発事故にも対応された。これらはそう簡単にできる事ではない。まさに叙勲に値すると私は考えます。
原発事故に際し、終始落ち着いて冷静かつ実務的に対応していた菅さんが印象的です。菅さんが述懐する様にそこには確かに「神のご加護」があったのだと私も思います。しかし、あの時、リーダーとしてパニックを起こしていれば、間違いなく多くの死者を出していたでしょう。また、米国に助けを求めていれば、日本の国土は守れたとしても「今の日本の存在は無い」。
この度の桐花大綬章受章は、菅直人という市民政治家が良い伴侶を得て、幸運にも恵まれ、多くの国民の命と日本の国土と存在を守り抜いた証(あかし)なのだと、私は勝手に考えています。
衆議院議員 阿久津幸彦